2018年9月の台風21号メモ
しばらくこのブログ書いていなかったな....
まずは台風21号に被災された方々には心からお見舞い申しあげると共に復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします.
実は僕も今回の台風21号で少しだけ影響を受けました.そのときのメモを以下に示します.
あらすじ
9月3日に関空からハノイに出張.自家用車で関空へ.9月4日に台風21号が関西をアタック.さらに流されたタンカーが連絡橋を破壊.9月7日早朝に着くANAが欠航確定.羽田経由で関西に戻る.が,車は関空に置きっぱなし.数週間は取りに行けないと諦めていたが,9月8日に取りに行けた.
メモ
- 出発以前から台風が来ることは分かっていたが,まあ離陸には問題ないだろうし,ハノイにいるうちに通過して,帰国する頃には台風もないだろうと思っていた.
- 普段はたいていリムジンバスで関空入りするのだが,今回は9月7日に帰国してそのまますぐ職場に行きたくて自家用車入りを選択.正直楽だし.
- 9月3日の離陸そのものはなんの影響もなし.快適そのもの.
- 到着してからも台風のことは何の気にもしていなかった.
- 9月4日の午後,日本から関空やばいという連絡が入る.
- ↓こんな画像が来て,ガチで引く
- しかし,まだ楽観視してた.9月7日までには大丈夫だろう.日本がんばれ,くらいの気持ち.
- それから1−2時間して,「タンカーが連絡橋に激突した」という連絡が入る.
- この画像を見て,ちょっと帰れないんじゃないか?って思い始める.
- しかし,きっと反対側車線は大丈夫.きっと...と願い始める.
- そこから色色調べるが,帰国便に関する情報の進展は無し.
- 9月5日の昼頃.自分の便(9月7日0:30発)の欠航をしる.絶望.
- しかし,実はこのとき,自分は引率者というタスクがあり,なんとしても引率している人間を連れて帰る必要があった.
- 色々調べてみて,以下のサイトから2つの方法でANAに連絡を取れることをしる.
- 一つは日本に国際電話,もう一つはANAハノイ支店を訪問すること
- Skypeでの国際電話も考えたが,なかなか繋がらないので,支店に.いざ行ってみるとガラガラで幸い代替便9/6の15:05発もあいてた.これを予約して終わり.手続きそのものは10分程度で終わりました.一応,羽田までのフライトは無料.しかし,そこから関西までは保証外とのこと.
- 一方,同時に来ていた別の人間が日本に諦めず電話していたところ45分後に繋がり,そこで手続きできた.そこではハノイ→羽田→神戸空港と予約が取れ,しかも神戸空港まで保証.こっちの方がよかったかも?
- 9/6に変更した便で羽田へ.スーパーフライヤーズのおかげで,座席はプレミアムエコノミーにアップグレード.快適.この日は都内に一泊
- 次の日,無事,関西の自宅へ.
- 実は9/5くらいから,裏側で秘書さんが車の回収方法,いつから可能か?を調べてくれていたが,結局連絡着かず.
- 9/7の時点でもしばらくダメだと言われていた.ただし9/6くらいから一部の車両は対面通行で連絡橋を通ることを許可されるようになっていた.
- 9/8の早朝に関空のwebsiteを見たら,今日から取りに行けるようになっていた.
- そっこう関空に行き,昼頃に回収.そのまま自宅へ戻る.
という流れでした.
以下は僕の撮った連絡橋の動画.後半に壊れた部分が見えますが,すごいパワーですね...
思ったこと
色々ありましたが、引率した人間,研究員,あと家族・親戚、職場の人間に大きな被害がなかったことが不幸中の幸いでした。車もまったく傷などは無かったですし.もっと苦労した人のことを考えると瑣末な問題ですね。
帰国する途中、何人かの日本人と偶然話をしました。同じ境遇で、同じルートで帰ってきた人なのですが、LCCを利用してて、現地で振替をお願いしたら1週間待ってくれと言われ、流石にそれはできず泣く泣く一人8万円するANAのチケットを買ったとか。で、到着した後もどうすることもできずお金を節約するために羽田空港で泊まるとのこと。さらに関西に変えるための旅費とかで途方にくれてました。保険の話とか分かる範囲で対応をお伝えしてバイバイしましたが、無事になんとかなっていますように。
羽田空港は夜に到着すると食事等をする場所がかなり限られてきます。北海道や関西の問題があったとき、羽田やその他の空港でも余波を受けて空港内宿泊する人も多そうなので、そいうう時はなんとか店を長く開けるとかして欲しいと思うのは、勝手なんでしょうか?
別途マレーシアに行っていた職場の人間もLCCで行ってて、なかなか変更ができず、結局お金は気にせず新規にチケットを買ってもらいました。こういうリスクを考えると、LCCは出張には使えないですね。やっぱり。
今回ANAの対応は素早くて大変助かりました。現地の支店で手続きをしたのですが、とてもスムーズでした。一方、実は今回は(も)旅行代理店を使ったのですが、かなり頻繁に連絡をくれたし長いおつきあいなので信頼感に変化はないのですが、「何度ANAに連絡してもパニック状態で返事がこないです」の一点張り。まあ、個人が相手なのと旅行代理店が相手なのでは、ANAも対応が変わるのかもしれないけど、自力でやったらかなりスムーズだったので、やっぱり最後は自分で何とかしないとなぁと思ういい経験でした。危機管理能力をもっと上げておこうという教訓ですね。
同行した人間は、こんなトラブルにもかかわらず、何とか自分の仕事をこなしつつもベトナムを楽しんでくれたようで、そこは救われました。でも、やっぱり引率は疲れる〜